2014-01-08

Rictyフォントを生成する

元にしているフォントのライセンス都合上導入に手間のかかるRictyフォント[1]ですが手元のDebian環境で生成してみました。
というのも、Rictyフォントの生成にはfontforgeと2つのフォントが必要ですが、Debianだとパッケージで用意されてるみたいなので手間削減できるかなぁと思い・・・
Rictyフォントの生成
まずはfontforgeとベースとなるフォント(InconsolataとMigu 1M)のDebianパッケージをインストール
# apt-get install fonts-inconsolata fonts-migmix fontforge
次いで生成シェルをダウンロード。githubからgit cloneでもいいんでしょうが、ちょっと手間を惜しんで。
ブラウザで https://github.com/yascentur/Ricty/blob/3.2.2/ricty_generator.sh へ移動
「raw」を右クリック→保存
ターミナル開いてダウンロードしたディレクトリに移動
$ chmod +x ricty_generator.sh
$ ./ricty_generator.sh auto
で、問題がなければシェルが正常終了します。
Ricty-Bold.ttfとRicty-Regular.ttfが実行した場所に生成されるので、フォント追加します。[2]

$ mkdir ~/.fonts
$ cp -f Ricty-{Bold,Regular}.ttf ~/.fonts/
システムワイドに追加したい場合は/usr/local/share/fonts/にコピーすると良いでしょう。
$ fc-cache -vf
追加されたことを確認したい場合は $ fc-list | grep Ricty で確認するといいでしょう。
と思ったものの!!
生成に必要なフォントのうち、Migu 1Mが古いです(Debianのパッケージが)。
単にパッケージングしてないだけかぁと思いつつBTS見てみたら、どうもライセンスが変わったけどどうするのこれ的なの[3]が見つかりうーん。
なお、フォントが古い事が明らかになってしまったので上記手順自体あまりおすすめできなくなってしまいましたが補足。
Rictyの生成手順で書かれている「(MigMixではありません)」をぶっちぎってfonts-migmix[4]をインストールしていますが、migu-1m-regular.ttfとmigu-1m-bold.ttfが20120411版と同じことは確認済みです。

[1] http://save.sys.t.u-tokyo.ac.jp/~yusa/fonts/ricty.html
[2] https://wiki.debian.org/Fonts#Adding_fonts
[3] http://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=680036
[4] http://packages.qa.debian.org/f/fonts-migmix.html

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